column casa コラム

プロフェッショナルによるデザインを、より多くの⼈に届けたい

#いま必要な家 #casaの家づくり #日本の家づくり

casaの家づくり

デザインのチカラで、満⾜のいく家づくりに導く

「casa」の家づくりとはどういったものなのか? をシンプルにお話させていただきます。まず「casa」の家には、規格住宅「プロダクトカーサ」、そして注⽂住宅「デザインカーサ」が存在します。

2009年の「casa」設⽴とともにリリースされたのは、プロダクトカーサ第1弾モデル、カーサキューブです。カーサキューブは当初より「⽩くて四⾓い家」として認知され、今もプロダクトカーサのフラッグシップモデルでもあります。デザイン・設計のプロフェッショナルが考案したカーサキューブは、極めてシンプルで合理的な構造・設計です。⼤きな窓をなくすという当時としては⼤胆なアイデアからも、住宅業界に新しい価値観をもたらしました。

また、建築家にフルオーダーしたような⾼感度のデザインを、規格住宅としてコスパ良く地元の⼯務店と建てられるというシステムも、センセーショナルなトピックとして取り上げられました。その後、よりわがままに家づくりを楽しんでいただきたく、自由設計で建築家と建てる注文住宅「デザインカーサ」がスタートします。

現在に⾄るまで「casa」の家づくりは、デザイン・設計のプロフェッショナルが常に監修し、より満⾜のいく家づくりへと導くスタイルを貫いています。

⽇本では「プロ不在の家づくり」が、当たり前になっている?

⼀⽅で今みなさんは、⽇本の家づくりにどんなイメージを持っていますか?

まずは住宅展⽰場などを下⾒して、ハウスメーカーやビルダーの営業マンとやりとりしながら進めるのが、定番の家づくりという印象ではありませんか?「営業マンがとても親⾝になってくれたから」「営業マンが誠実そう」「何かと気配りしてくれる」といった理由で、家づくりのパートナーを決めるケースも多いのではないでしょうか。

それはそれでひとつの選択肢です。ただ、営業マンはどんなに⼈柄が良くても、どんなにやる気を⾒せてくれても、残念ながらデザイン・設計の専⾨家ではありません。また、お施主様(あなた)と営業マンという、デザイン・設計のプロではない両者がタッグを組んで家づくりをするわけですから、当然、間違いが起こります。

「住んでみたら部屋数が多すぎた。⼦どもが独⽴した後はどう使おうか」「収納にこだわるあまり、空間が細切れになってしまった」「南側にリビングをつくったら道路から丸⾒えでカーテンを開けられない」などなど。設計のプロがいたら防げたであろう失敗談も、未だによく⽿にします。

「casa」の家のはじまりは、⽇本の家づくりを変えたいという想い

振り返れば、このような⽇本の家づくりの現状に疑問を投げかけることが、2009年の「casa」立ち上げの意義でもありました。営業マンと⾏う家づくりよりも、デザイン・設計のプロフェッショナルと⾏う家づくりを「当たり前」のものとしていきたい。わたしたちのスタートのきっかけです。

家づくりの常識からもっと⾃由になろう」 「⽇本の家づくりを変えよう」 という、わたしたちからの提案は少しずつ具現化し、カーサキューブのようにシンプルで窓が少ない設計やデザイン性の⾼い規格住宅が、現在の社会にフィットする家としてその数を増やしています。

そのような状況にあっても、「casa」は常に問題意識を持ち続けています。これまでも、そしてこれからもプロフェッショナルの⼒で、みなさまの家づくりをもっと素敵で楽しいものに変えていく。それが「casa」の家づくりであり、わたしたちの存在意義です。